面白い中小企業見つけた!「地域№1工務店の「圧倒的に実践する」経営」を読んで(100冊チャレンジ㊲)
やあやあ!
今回読んだ本はこちら!
内容
地域No.1の工務店「あいホーム」の若い3代目社長による、工務店を変える、成功させる実践的ノウハウ。実際に実践している、DX(IT・ネット等)による接客・面談・集客・会議・採用・顧客管理・社内管理などの“圧倒的"な数の事例を中心に、低コスト、少数精鋭で“高収益"の経営手法を解説。スマホ等で事前に調べるお客様の行動を考えた上での新時代の工務店経営のすべて!
amazonより
・これから家を建てるから家を建ててくれる人側の話を読んでみたかった。(自分はこれでした)
・DX経営の実例を学びたい。
・コロナ禍で業績を伸ばしている企業の話を知りたい。
⇒コロナ禍でもネットをフル活用し、力強く伸びる企業の実例が学べます。
面白い中小企業見つけた!
本の著者は宮城県地域密着の工務店「あいホーム」の代表取締役 伊藤 謙さん。あいホームは従業員80名程度の中小企業で宮城県の特定商圏で地域No.1のシェアを誇るらしく、コロナ禍でも新規受注件数、昨対比130%増を達成しているらしい。
この会社、むっちゃ面白い!
地域密着の工務店って聞いたらどんなイメージですか?
普通、職人気質の技術だったり、あったかいアフターサービスが売りの昔ながらの工務店をイメージすると思うけど、この会社は全く違う。なんと、DX経営をゴリゴリに取り入れて、最新デジタル技術やサービスをフル活用して、むちゃくちゃねネットを駆使してる!
DXってあんまり聞きなじみないよね。調べたらデジタル化によって企業に変革を起こす取り組みのことらしいです。
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、企業を取り巻く市場環境のデジタル化に対応するため、企業の経済活動やビジネスモデル、組織・文化・制度といった企業自体を変革していく一連の取り組みを指す。
「DX」の定義とは? 採用すべき人材や課題、推進に向けたステップのほか企業事例を解説
このDXをゴリゴリに取り入れた、あいホームの印象を一言で言うと、
まるでAmazonやら楽天やら、IT企業みたい!
取り入れてるデジタルサービスを上げると枚挙にいとまがない。
商談にZOOMを活用、オンラインイベントの開催、バーチャル展示場のOPEN、契約はオンラインで完結する電子契約、ハンコを完全電子化、社員全員にiphoneを支給、社内連絡にLINEを活用、タイムカードを廃止しWEB化、建築管理をWEBシステム化、行動予定をオンライン化、クラウドの活用、名刺のデータ管理、営業車はGPS管理、、、etc。
とにかく思いつくデジタル技術はすべて取り入れていて、しかもしっかりデジタル活用によるメリットを得ているのがすごい。詳しくは本を読んでもらえればと思うのだが、デジタルを導入して気づいたメリットなど、工務店以外でも活かせそうな気付きが惜しみなく語られている。
デジタル技術に詳しくない人は目から鱗が落ちっぱなしだと思うし、多少知見のある人でも様々な気付きがあるのではないかと思う。自分は仕事柄、ある程度デジタル技術やサービスを活用する機会が多い方だが、まだまだ自分はデジタル遅れていると反省したし、日々便利になるデジタルサービスを積極的に活用するメリットを強く認識させられた。
あいホームさんはデジタルかぶれの何でも便利・効率を追い求めているのかというとそうではない。
ZOOM商談はしっかりロープレを繰り返し練習を徹底させるし、顧客には質問営業でお客様に寄りそったコミュニケーションを徹底させている。デジタルと非デジタルな部分双方しっかり取り組まれている点もすごい。
ちなみにあいホームさんのHPも面白い。
HPで紹介されている社員は全員(?)ブログをやっていてネットで情報発信していたり、親近感のある動画を載せてたり。中でもバーチャル展示場はなかなか面白い。外出を気軽にしにくい昨今、これを見ただけでもある程度見た気分になれるし、逆にこれはこれで面白いなーと思った。
あいホームのバーチャル展示場、興味ある人はこちら。たぶんスマホで見るのをメインで作られているのでスマホ閲覧推奨です。
思い込みや常識に捉われず、フラットに考えをアップデートしていく重要性
本を読む前の自分は工務店とデジタルって一見あんまり関係ないように思っていた。勝手なイメージで視野を狭くしてしまっていた。でも、思い込みや常識に捉われず、フラットに考えをアップデートしていく重要性を再認識でした。
固定観念と常識で頭が固くなってしまって、新しい事を受け入れられないと進歩がないし、つまらない。逆にフラットに物事を捉え、考えをアップデートしていければ、進歩し続ける事ができるし、何より楽しいと思う。
デジタルに限らず、今後色んな自分の知らないこと、常識外のことに触れる事があると思う。そんな時に拒否するのではなく、受け入れて楽しむ余裕を持っていたい。そう思った。
ではー。
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