「マンガでわかる! 対人関係の心理学」を読んで(100冊チャレンジ85)

やあやあ!

今回読んだ本はこちら!

内容

★★ココロを知れば人づきあいがラクになる! ★★
働く人の8割が人間関係に悩んでいるという昨今。
人前で話すことが怖い、上手な断り方がわからない、簡単なイライラ解消法・・・・・・。
働いている人が直面する悩み&解消法をマンガにして解説しています。
監修者は精神科医でゆうメンタルクリニック総医院長のゆうきゆう先生。
カウンセリングを重視した方針で、50名以上の医師が年間70,000件のカウンセリングを行っており、
心安らげるクリニックとして評判が高い。

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こんな方におすすめ

・心理学の基本を知りたい
・人づきあいを心理学の観点で学びたい
・嫌な上司、同僚たちとの付き合い方を知りたい
→マンガで読みやすく、身近な人間関係がテーマなので短時間で勉強になります。

心理学×対人関係に絞っていて、仕事の人間関係の参考になる!

前回も同じ原作者の心理学の本を読みましたが、今回は心理学×対人関係に絞っている分、具体的でものすごく身近で使いやすい心理学の話が多いです。

漫画のストーリーも身近で、自分みたいな中間管理職よりは、若手の人の人間関係の参考になるかなーと思います。

マンガのストーリー
カップ麺メーカーで働く主人公・日比野のぞみが、異動先で人間関係に悩む。
息抜きに参加した料理教室でユウと知り合い、心理学を学ぶことに。
異動先の個性豊かな社員を始め、様々な人間と関係性を築いていく。

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心理学×対人関係に絞ってるけど、今回も心理学ネタが盛りだくさん!

本の目次はこんな感じです。

【目次】
第1章 対人関係で悩む
第2章 やっかいな人を分類してみる
第3章 嫌な人間関係を変える
第4章 苦手な人と上手に会話する
第5章 イライラを鎮める
第6章 部下のやる気を引き出す
第7章 集団に働く心理を知る
第8章 相手の怒りを収める
第9章 恋人との関係を築く
第10章 心のバランスを保つには

10章構成で章ごとに、心理学のメジャー理論が平均3個ずつ解説されています。
解説されている心理学のメジャー理論はざっと30!!

しっかりと色んな心理学ネタが紹介されています。

前回読んだ「マンガでわかる 心理学超入門」では1冊に46個の心理学ネタなので、それよりは少ない分漫画のストーリーに無理がなく、こちらの方がより読みやすく、親しみを持って心理学を学べる気がします。

最も印象的だった話:【ストレスがないと成長しない】

アメリカの心理学者がネズミを使った学習実験を行ったそうです。

ネズミA群⇒間違えると強い電気ショックを与える。

ネズミB群⇒間違えるとちょうどいい感じの電気ショックを与える。

ネズミC群⇒間違えても特にお咎めなし。

結果はどうなったか?

結果はネズミB群が最もよくかったそうです。

このことから、ストレスが強すぎるのと同様、ノーストレスな状態も学習には良くないことがわかった。

結果として、適度なストレスやプレッシャーはむしろあったほうが良い結果を生むということが証明されたそうです。

プレッシャーやストレスが成長を促すのは実体験でも感じるところがあり、なるほどなーと思いました。

昔読んで印象に残っていた「憂鬱でなければ、仕事じゃない」を思い出しました。

デキル人は一定のストレスとプレッシャーを乗り越えている。自分も安パイな行動ばかりではなくて、プレッシャーかかっても積極的に攻めの姿勢で行動していきたいです。

ちなみにこの実験の話は「ヤーキーズ・ドットソンの法則」といいます。 詳しく知りたい方は調べてみてください。個人的にはネットで出てきた以下の記事がすごくわかりやすかったです。

最後にこの本で学んだことのメモ


■対人的認知要求が高い人は、自己評価を上げよう。

■物事にはいろいろな側面があることを知ることで、認知の歪みをなくそう。

■期待が人を成長させる。叱るよりほめた方が伸びることをピグマリオン効果という。

■相手の立場を理解し、適宜自己開示しながら相手の気持ちを理解しようとする姿勢が人間関係をよくする。

■人はレッテルを貼られると、同調する傾向がある。周りの人に良いレッテルを貼ろう。

■心の浄化をカタルシスという。

■ストレスは実は必要なもの

心理学2冊読んでみたけど、知ってるつもりで知らないことばかりで勉強になった。普段読まないジャンルって発見が多くていいですね。

ではー。