「トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術」を読んで(100冊チャレンジ97)
やあやあ!
今回読んだ本はこちら!
内容
Amazonより
成長して少し規模が大きくなると、多くの会社では「大企業病」が発生します。社内の忖度と事なかれ主義がすべてを覆い、内向きの仕事に時間を取られているうちに、欧米企業と中国企業にすべてを取られる──そんな光景を、私たち日本人はここ数十年でどれだけ見てきたでしょうか? ところが、どんなに企業規模が大きくなっても、そうした大企業病に侵されていないように見える日本企業があります。そう、トヨタ自動車です。トヨタでは、結論が秒で出てきます。おためごかしを嫌い、浮ついた若い奴は現場のオヤジさんたちに三河弁でガッツリどやされます。本質志向の骨太なコミュニケーションがいまでもしっかり存在しているのです。
本書は、トヨタが大企業病から逃れるうえで重要な要素の一つになっている「社内でのコミュニケーション術」について、実際にトヨタマンとしてビジネス人生の基礎を築いた著者が、愛を持って振り返りつつ分析、一般に紹介する1冊です。「カイゼン」など、生産管理手法についてはすでによく知られているトヨタ自動車の社内で、実際にどんなコミュニケーションが行われているのかが明らかになります。……すべてのジャパニーズビジネスパーソン、必読の書と言えるでしょう。
仕事の効率化に興味がある
仕事を円滑に進めるコミュニケーションに興味がある。
→トヨタ式のギガ速コミュニケーションが学べます。
読んでよかった、良書です!
この本の感想を一言で言うと、
「わかりやすいし、考え方に共感が半端ない!自分に応用出来るコミュニケーション術後ばっかり!!」
です。
「トヨタの会議は30分」というタイトルからテーマは会議の話かと思いがちですが、
違います!
トップを走り続けるトヨタの「最速・骨太のビジネスコミュニケーション術」を余すとこなく学べる本です!
その最速でビジネスを回す象徴として、「会議はダラダラせず30分で終わらせる」と言ったことが語られています。
トヨタ式のギガ速コミュニケーション
なぜ、今ギガ速コミュニケーションが必要なのか?
それは、複雑で予測不可能な現代では、最速で報連相をして、意思決定のスピードを高め、どんどん仕事を前に進めることが必要不可欠だからです。
トヨタで社会人生活をスタートさせ、その後、TBS、外資系コンサルティング会社のアクセンチュアで結果を出してきた著者はこう言います。
アメリカや中国の企業に勝つためには、「検討します」なんで悠長なことを言ってる暇はない!
日本的な長い会議やたくさんのハンコを揃えてやっと承認なんてスピード感では取り残されてしまいます。
不要な仕事はしない。
無駄な忖度はしない。
極限まで無駄を減らすことが、
トヨタ式のギガ速コミュニケーションの第一歩です。
30分の違いが圧倒的な生産性の違いを生む
トヨタの会議は原則30分以内の決まりがあり会議を30分で終わらせるために、
・事前に議題は共有する
・開始5秒で本題に入る
・会議ではメモをとらないで、頭を全集中
・議事録はホワイトボードを写メ
といった工夫をしています。
なぜ、ここまでこだわるのか?
それは会議時間が
一時間か、
30分か、
この30分の違いが圧倒的な生産性の違いを生むからです。
たかが、30分。
でも侮るなかれ、ちりも積もれば山となるで大きな生産性の違いになります。
例えば、
1日に2、3回会議がある人は年間の会議件数は約600回になります。
年間600回の会議が毎回1時間だった場合、
年間会議時間は約600時間。
年間600回の会議が毎回30分だった場合、
年間会議時間は約300時間。
その差はなんと年間300時間!
年間労働時間で考えると約1/6の時間を捻出することができ、その分別の業務に取り組める。
このあまりに大きな差に驚きました。
最後にこの本で学んだ事のメモ
慣例や周りの空気ばっかり気にして働くか、仕事の本質から逆算して本来の仕事に集中するかで、生産性に天地ほどの差ができる。これからの日本が生き残っていくためにも働き方を変えるべきだという本でした。
この本、良書です。おすすめです!
ではー。
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