【難しいけど身に着けたらすごそう】根本的問題解決のスペシャリストになれる!!「実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決 」を読んで(100冊チャレンジ66)

やあやあ!

今回は読んだ本はこちら!

内容

■デザイン思考とは「考え方」である

デザイン思考とは、「人々がもつ本当の問題」を解決するための考え方です。
共感、定義、アイデア、プロトタイプ、テストといったプロセスを通して、
ユーザーを深く理解し、新しいプロダクトのアイデアを生み出します。

■デザイン思考「実践」の教科書

著者は、デザイン思考教育の総本山であるスタンフォード大学d.school在学中に、
デザイン思考のファシリテーターとしてキャリアをスタートし、
卒業後は楽天やメルカリでデザイン思考を実践してきました。
本書は、著者がこれまで学んだd.schoolの授業や、
ファシリテーターとしてかかわってきたワークショップをベースとし、
デザイン思考を身に付けるための具体的なノウハウを解説しています。
全章を通して、「実践」に重きをおいており、
デザイン思考の考え方やスキルを身に付けられる構成になっています。

amazonより

こんな方におすすめ 

〈本書はこんな人におすすめです〉
・デザイン思考を学びたいビジネスパーソン、学生
・企画、実行、改善において新しいアイデアが欲しい人
・組織のマネジメントに携わる人
※amazonより引用

→この本、結構難しいです。軽くサクッと読もうという人には向かないかも。
でも実践的な内容が超盛りだくさんで本気でデザイン思考身に着けようという人には良いと思います。

デザイン思考とは、根本的問題を解決に導く思考法!!!

最初はデザイナーのための思考法なのかと思ったけど違った。
英語の「Design」は「設計する」という意味らしく、「外観を整える、美しくする」ことは、「設計する」のほんの一部分らしい。

じゃあデザイン思考って何かというと、
人々の本当の問題をあぶり出し、
解決策を導き出す思考法。

一言で言うと問題解決のための考え方。
そして、その第一歩が人々から話を引き出し共感するためのファシリテーションの力だということでかなりの紙面をその説明に割いている。実践するためのヒントもこれでもかと紹介されている。

読んですぐ行動にうつしやすい本でした。
ただ、個人的には内容が難しくて、いまいち理解できない部分も多かった。

流行りのスタンフォード式

スタンフォード式の本って最近よく見る気がする。この本もデザイン思考の説明だけでなく、実践のヒントとしてスタンフォードd.schoolでの体験したことを惜しみなく公開してくれている。
読むとわかるけどスタンフォードのd.schoolってすごいです。さすが、スタンフォード式。
流行るのも納得です。

「Yes, but /Yes, and」ゲーム

これは著者が自身のデザイン思考を教える自身のワークショップで取り入れているなるほどーと思ったゲーム。

簡単なテーマを決めて、そのテーマに沿ったアイディアをどんどん会話していく。

最初は、「Yes, but」と前の発言者のアイディアのリスクや問題点を指摘し合う。

たとえば、
テーマを「友達と飲み行こう」だとした場合 、
「宅飲みのはどう?」
「いいね、でも…家汚いよね」
「そうだね、でも…居酒屋なら涼しいかもよ」
「そうだね、でも…この時期混んでない?」
「まあそうだね、でも…予約取ってみようか?」
「そうだね、でも…めんどくさくない?」
……空気悪くなるし、会話に生産性がなくてきついのが体感できます。、

次に、「Yes, and」。
前の発言者のアイディアを全面肯定して膨らませるアイディアを被せていきます。

例えば
「今日は宅飲みにしよう」
「いいね、さらに音楽をかけるのはどう?」
「いいね、それならスピーカーを持っていくね」
「いいね、さらに地ビールを用意しよう」
「いいね、それに加えてとっておきのワインも持っていこう」
「いいね、なら料理は持ち寄らない?」
「いいね、おすさめのからあげ専門店があるよ」

……アイディアが膨らんでいい感じですね。

このゲームを通じて、
「but」を「and」に変えるだけで、アイデアの質も雰囲気もまったく異なったものになることを体感できるそうです。

とりあえずこれからは頑なに「Yes, and」と言い続けよ。

ではー。