固定観念をぶっ壊して、自由な発想が手に入る!「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門 Kindle版」を読んで(100冊チャレンジ㊼)

やあやあ!

今回読んだ本はこちら!

内容

お金がない。努力がキライ。最短ルートで成功したい。ラテラルシンキングはそんな人のための最終兵器。常識をくつがえし、前提にとらわれず、発想のワクを広げる“革命的”思考法。

amazonより
こんな方におすすめ

・思考法や発想法を勉強したい。
・固定観念をぶっ壊したい。
・頭が固いと言われるのを直したい。
⇒簡単に言うと自由な発想の仕方を解説した本です。活字の本なんだけど挿絵も多くて手軽に読めてわかりやすい本です。

ラテラルシンキング??なにそれ

ラテラルシンキング。。ん?なにそれ。

ロジカルシンキングしか知らなかったから、インバスケット思考みたいな最近聞くようになった新しい思考法なのかと思っていたら、出来るビジネスマンには結構定番の思考法らしいです。知らなかった。しゅん。

ラテラルシンキングとは?

ラテラルシンキングとは、問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、「物事を多角的に考察する」「新しい発想を生み出す」ための思考法のことで、日本では水平思考と呼ばれます。常識を疑い、直感的な発想や単なる偶然を何かのチャンスに変えられないかといった視点で考えを深めていくのです。

引用元:カオナビ

なるほど、固定観念や既成概念を意識的にとりはらい、フラットに発想を広げる思考法ってことか。企画営業やってたら絶対学ぶべきだけど全く知らなかった。。でも今日知れたとプラスに考えよう。

言葉で固定観念にとらわれない自由な発想をするための思考法とかいってもわかりにくいですよね。

本にラテラルシンキングの例題が載っていたのでご紹介。

公平に分けるには
引用元:amazonより

普通は、4個ずつ分けて余った一個を3等分するとか、はかりを使ってお同じ重量ずつ分配するだと思うけど、これはロジカルシンキング。

ラテラルシンキング的発想の正解の一つは、「ジュースにして分ける」です。

普通みかんのまま分けることばっかり考えてしまうけど、ジュースにして分けるのも考え方としてはありはあり。こういった発想がラテラルシンキングだそうです。ちなみにこのジュースにして分けるといったのは小学生らしい。無駄な先入観のない発想って面白い。

例題をもう一つ。

事故を減らすには
引用元:amazonより

これは海外の例らしいんだけど、正解は、「ガードレールを取り外して、センターラインを消した」です。ガードレールやセンターラインもなくなると、ドライバーは慎重になり、スピードを出さなくなったそうです。何かを設置しなければ事故は減らないという思い込みを昇華した事例で、日本の自治体でもセンターラインを消す動きが始まっているそうです。

このように問題を解決するには物事を「疑う力」や「本質を見抜く力」や「セレンディピティ(偶然の発見を見逃さないこと)」が大事。その力を養う方法が本書ではわかりやすく書かれてます。

身近なラテラルシンキング事例:自動券売機「計算に時間がかかる!」を解決

今やICカードでピッとして通る自動券売機って当たり前にあるけど、その開発秘話にもラテラルシンキングあるらしい。

自動券売機導入当初ICカードが複数の路線と連携が進みどんどん便利になる一方開発者を悩ませる問題があった。それは運賃計算にかかる「時間」だった。

相互乗り換えによる複雑な計算を踏まえて処理するとどうしても計算時間が長くなってしまう。でも改札機内のコンピューターの性能はこれ以上が上げようがない。だからといって計算が終わるまで改札扉を閉じておくと人の流れがとまってしまう。さーどーするか?

解決策はいたってシンプルだった。それは「自動改札機を長くする」だった。物理的に改札を長くすることで計算の処理時間を稼げ、問題が解決できた。なかなか柔軟でシンプルな発想ですごいなーと思った。

ある程度、中堅以上になってきたけど、固定観念や常識に捉われて思考停止しているオジサンにはなりたくない。やっぱり自由な発想でこのテクノロジーや生活が劇的に変わっていく時代を最大限楽しんで生きていきたい。そのためにこの柔軟な思考法は結構大事になってくる。

ではー。