100冊チャレンジ⑧【パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法】を読んで
やあやあ!
今回感想書く本はずばりタイトルで選んだ。
自分は昔流行った「100円のコーラを1000円で売る方法」とか「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」とか一風変わったタイトルの本が大好きだ。
それはタイトルの時点で一般的な事を違う視点で語っていたり、一般的なものと難しいものを組み合わせてキャッチ―にしたり工夫を感じて、そんな作者の本であればきっと心にキャッチ―に響く何かがあるのではないかと期待するからだ。
期待通り、新しい視点が盛りだくさんの良書だった。
まず、冒頭のクイズが面白い。
問題1 男子校に通うナンパできない高校生が女子高生の友達をたくさんつくるにはどうすればよいか?
問題2 ニューヨークで明太子を売るにはどうすればいいか?
僕はどっちも正解がわからなかった。
問題1の答えは女子高研究会を立ち上げ、アンケートという大義名分で声をかけろ。
問題2はフランス料理にちなんでスパイシーキャビアとネーミングすればいいというのが答え。
ちなみに問題1著者の実体験らしい。
スゲー!!!
こんなことがパッと思いつくようになりてー。
そう思った人は是非この本を読むことをおすすめする。
具体的に効果的に考える基本やヒントとなる思考法が詳しく語られていて、
「考える技術」を全部腹落ちするまで身に着けたらすごい企画マンになれると思う。
冒頭のクイズ以外にも面白い話はいっぱいあった。
たとえば、
昔「のび太」という生き方という本を若手ビジネスパーソン向けの自己啓発本として作った。
ただ、ある日結構子供読者が結構多い事がわかった。
調べてみると40代の女性が結構買っていることがわかった。
そこで書店の児童書の所に置いてもらうようにしたところ、
40万部を超える大ベストセラーになった。
これは考える技術の一つ、6つの考えを広める方法の一つ「ずらす法」の例として、価値の再定義で突破したエピソードなのだが、
こんな感じで人に話したくなるエピソードや具体的な「考える技術」が盛りだくさんに紹介されている。
考えが独創的でキャッチ―だったり、
固定観念を打ち破る柔軟な発想だったり、
考え方の引き出しがたくさんある人は、やっぱかっこいいし楽しいよね。
逆に考え方が凝り固まって固定観念な人って、つまらないよね。
(もちろん一概には言えないし、凝り固まる武士的なカッコよさもあるけれど)
自分は一回読んだだけで「考える技術」が身についたとは言いがたいけど、
また、読み返したりしながら時間をかけて「考える技術」を磨きたいなーと思った。
また、何か月後かに読み返してみよー。
ではー。
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